夏の暑さが厳しくなる中、エアコンは私たちの生活に欠かせない家電となっています。しかし、電気料金の値上げが続く中で、効率的な使い方を知ることで節電しながらも快適に過ごすことが重要です。今回は、夏場にエアコンを効果的に使う5つの方法について詳しく解説します。
1. 適切な温度設定と自動運転の活用
室温28℃を目安にした設定
環境省が推進するクールビズの適切な室温は28℃とされています3。これはエアコンの設定温度を28℃にするという意味ではなく、室温が28℃になるように管理することを指します3。冷房の設定温度を1℃上げるだけで約10%の節電効果があるため、快適性を保ちながら節電を実現できます。
ただし、温度の感じ方には個人差があるため、体調に考慮しながら自分にとって快適に過ごせる温度設定にすることが大切です。日差しがよく入る西日が強い部屋や、OA機器の熱によって室温が上昇しやすい環境では、28℃の設定では暑いと感じることもあります。
自動運転機能の効果的な利用
エアコンを最も効率的に使うには、自動運転機能を活用することが重要です。最初から弱運転にしていると、部屋が設定温度に達するまでに時間がかかってしまい、かえって電気を無駄に使うことになります。
自動運転では、電源を入れてから設定温度までは強い運転を行い、設定温度になってからは保つために弱い運転に切り替えます。このベストな運転を自動で行ってくれるため、効率的に部屋を涼しくできます。最近のエアコンは部屋にいる人数を感知して最適な室温にしてくれる高性能な機能も搭載されており、快適性と省エネ効果の両方を期待できます。
2. 扇風機・サーキュレーターとの併用
空気循環による効率化
エアコンと扇風機やサーキュレーターを併用することで、冷房効率を大幅に向上させることができます。冷たい空気は下の方へ流れるため、室温のムラが生じやすくなります。この温度ムラを解消するために、扇風機の併用が効果的です。
扇風機をエアコンの対角線上に置くことで、冷気をうまく部屋中に回すことができます。また、サーキュレーターを使用する場合は、エアコンの下に背を向けて、向かい側の天井付近に風が当たるよう上向きに置くのが理想的です。
体感温度の向上効果
設定温度を下げる前に風量を調節することで、消費電力を抑えながら涼しさを感じることができます。体感温度が下がり、設定温度を下げるよりも風量を強くする方が消費電力が少なく、節電につながります。扇風機との併用により、同様の体感温度を下げる効果が得られます。
3. 窓からの熱侵入対策
遮熱対策の重要性
窓は家の中で最も熱の出入りが大きい部分であり、夏には74%の熱が室内に入り込みます。そのため、窓からの熱侵入を防ぐことは冷房効率を上げる上で非常に重要です。
遮熱・遮光カーテンを取り付けて窓の全面を覆うと効果的で、日差しによる熱の進入を約30%カットできます5。遮熱・断熹加工のレースカーテンは、繊維が太陽熱や光を反射して室温の上昇を抑え、室内の冷気を逃さず冷房効率を高めてくれます。
断熱フィルム・シートの活用
窓に貼る断熱フィルムや断熱シートも非常に効果的です。これらは外からの熱を防ぎ、室内の冷気を逃がしにくくするため、冷房効率に優れています。断熱フィルムには結露を防ぐ効果や紫外線を遮る効果もあり、家具や壁紙などの色褪せや劣化も防いでくれます。
カーテンよりも安価で、どんな大きさの窓にも合わせられて手軽にカットできるので便利です。両面テープで貼るものが多く、簡単に設置できるのも魅力的です。
4. フィルターの定期清掃とメンテナンス
フィルター清掃の効果
エアコンのフィルターを定期的に清掃することは、冷房効率を維持する上で極めて重要です。フィルターにゴミやホコリがつまると、空気の循環がスムーズにならず、冷房効果が弱まります。
フィルターを掃除してキレイにすることで空気の循環がスムーズになり、風量が回復してエアコンの効果が十分に発揮できます。省エネポータルサイトによると、フィルターが目詰まりしているエアコンとフィルターを掃除した場合の比較では、年間約990円の節約になります。
清掃頻度と方法
エアコンを使うシーズンでは2週間に1回を目安にフィルターの掃除をしましょう。毎日使っているのであれば、この頻度でのお手入れが推奨されます。フィルター清掃により節電効果が期待でき、エアコンによる電気代が気になる場合は、こまめにフィルター掃除を行うことが重要です7。
フィルターだけでなく、その奥にある冷却フィン(熱交換器)の掃除も意外と大切です2。冷却フィンの汚れが目立つ場合は、エアコン内部の洗浄は故障の原因にもなるため、自分でやろうとせず業者へ相談することが推奨されます2。
5. 室外機の環境改善と最適化
室外機周辺の環境整備
室外機の設置環境を改善することで、エアコンの効率を大幅に向上させることができます。室外機は周りの外気を吸い込んで、吹き出すことで熱交換をしているため、吸込み口・吹出し口近くに障害物があると、冷房効果が弱まり電気の無駄になります。
室外機の周辺にものを置いたり、カバーで覆ってしまうと放熱した熱風を再び吸い込んでしまい、冷却効率が低下します。植木鉢などのものを置かないようにし、十分なスペースを確保することが重要です。
直射日光対策
室外機に直射日光が当たっていると、その付近は高温になり冷却効率が低下する原因となります。室外機周辺の気温が高いと、室外機での熱交換の効率が低下するため、日陰を作ったり打ち水をするなどで周辺の気温を下げると節電効果があります。
直射日光を避けるために室外機カバーを取り付ける場合は、室外機の上に乗せるタイプを選び、側面を覆わないようにすることが重要です。吹き出し口をふさがないように注意しながら、放熱を妨げないような工夫が必要です。
まとめ
夏場のエアコンを効果的に使うためには、これら5つの方法を組み合わせて実践することが重要です。適切な温度設定と自動運転の活用、扇風機との併用、窓の断熱対策、定期的なメンテナンス、そして室外機の環境改善により、電気代を抑えながらも快適に過ごすことができます。
特に、エアコンが一番電気を使うのは運転をスタートした時であるため、部屋の熱気を逃がしてからエアコンのスイッチを入れることや、頻繁にオンとオフを繰り返すより自動運転で継続させる方が消費電力を抑えられることも覚えておきましょう。
これらの方法を実践することで、熱中症リスクを下げつつ、節電を心掛けながら上手にエアコンを使い、快適な夏を過ごすことができるでしょう。
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