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パトリック・ルイス著|2025年12月18日
「ピュア」「クリーン」と宣伝されるペットボトルの水。けれど、独立した調査によると、マイクロプラスチックや環境ホルモン、さらには細菌まで混入していることがあり、実は水道水より危険な場合もあるそうです。
水道水はEPA(米環境保護庁)の厳しい基準に基づいて検査されていますが、ペットボトル水はFDA(食品医薬品局)の「食品」として扱われるため、検査結果を公開する義務がなく、監視も緩やかです。
PET素材(ポリエチレンテレフタレート)のボトルは、熱にさらされるとアンチモン、BPS、BPFといった有害化学物質を放出し、ホルモンの乱れや臓器障害、細菌の繁殖リスクを高めます。
さらに、多くの銘柄は水からカルシウムやマグネシウムなどの必須ミネラルを取り除いており、栄養的に偏った「空っぽの水」に。フッ素を含む水道水とは違って、虫歯予防の効果も期待できません。
そしてもちろん、ペットボトルの大量消費は深刻なプラスチック汚染を引き起こしています。世界では毎分100万本も販売されており、多国籍企業が利益を上げる一方で、私たちは中央集権的で持続不可能な水の仕組みに依存するようになっています。
多くの人々が、「水道水より安全できれい」と信じてペットボトル水を選んでいますが、そのイメージの裏側には、健康や環境へのリスクが潜んでいます。
米国では水道水がEPAによって厳しく検査されているのに対し、ペットボトル水は比較的ゆるいFDAの基準しか受けません。そのため、細菌や重金属、有害化学物質などに関する検査回数は少なく、結果も一般に公開されません。
2024年の研究では、有名ブランドのペットボトル水1リットルに数万個ものナノサイズのプラスチック粒子が含まれていることが判明しました。別の調査でも、水道水よりもマイクロプラスチック汚染が高い例が多く見つかり、慢性的な炎症やホルモン乱れなどの健康被害が懸念されています。
ペットボトルが生む「健康と環境の悪夢」
PET素材は、アンチモンやフタル酸エステル、BPSやBPFなどの有害成分を溶出させます。これらは生殖障害や代謝異常、発達への悪影響に関連が指摘されています。特にボトルが直射日光や車内の熱にさらされると、化学物質が水に溶け出しやすくなります。
しかも、ペットボトルを再利用すると、唾液や環境中の細菌が内部で急速に増殖し、衛生状態が悪化。ぬるくなった飲み残しのボトルは、細菌の温床になりやすいのです。
水道水はカルシウムやマグネシウム、フッ素などを含みますが、ペットボトル水のミネラル量はブランドによってまったく異なります。逆浸透膜技術などでろ過された場合、ほとんどのミネラルが除去されることもあり、栄養価が乏しくなります。そのため、主にペットボトル水ばかり飲む子どもでは、虫歯が増える傾向があるという研究結果も出ています。
環境への影響も深刻です。世界中で毎分100万本のペットボトルが購入され、その多くが海や埋立地に廃棄されています。ペットボトル水の生産には、水道水の供給に比べて約2000倍のエネルギーが必要で、1リットルあたり80グラムのCO₂を排出します。
代わりにできる「安心で持続可能な水の選択」
これらのリスクを考えると、より安全でエコな水の摂取方法を選ぶことが大切です。自宅では、逆浸透膜式や活性炭式などの高性能フィルターを使えば、有害物質を除去しつつミネラルを残せます。
外出時には、ステンレス製やガラス製のマイボトルにろ過した水を入れるのが◎。また、太陽光で空気中の水分から飲料水を生成する「Solar2Water」などの新技術も登場しており、ペットボトルや集中管理型の水供給に頼らない未来も見えてきました。
ペットボトル産業は、「水道水は汚い」「不足が心配」「混入が怖い」といった不安をあおって成長してきました。しかし、実際には多くの先進国の水道水は厳しく検査され、ペットボトル水より安全なことも珍しくありません。
自然を信じ、透明性を求め、分散型で持続可能な水の選択をすること。それによって、企業の商業主義から自由になり、自分自身の健康と環境を守ることができます。
──つまり、**「ペットボトルを手放し、自然の水を信じよう」**ということです。





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