岡田斗司夫氏は朝日新聞の人生相談コーナーを10年間担当しました。
岡田氏が10年間人生相談を経験して得た、相談内容に向き合う姿勢や考え方が非常に興味深いのでそのあたりをまとめました。
これらは私たちでも、人の相談を聞く時のとても良い指針になりそうです。
相談を最後まで聴く
人生相談に回答する時にやってはいけないのは、 相談を聞き終わらないうちに「ここがおかしい」とか「それはこうすればいい」という、自分の中での結論づけてしまうことだそうです。
頭が良くて、頭の回転が早い人は人生相談には向かないというのが岡田氏の持論です。 なぜならば、人生相談というのは一度全部を受け止めて、ゆっくり考え、相手の言葉を引き出す必要があると岡田氏は考えているからです。
すぐに思いつくような回答は検討済み
当事者でない回答者が思いつきで回答できるような答えは、相談者はすでに検討済であることがほとんどだと岡田氏は言います。
でも、相手は相談したい。このあたりの気持ちの葛藤を理解して初めて、適切な回答を導き出すことが重要です。
例えば、「彼女が浮気します」という相談には「そんな彼女とは別れればいい」という回答をしがちです。
でも、そんなシンプルな対策は当然相談者も考えたことがあって、何度も別れようかと考えたはずです。それでも相手は相談してきたということは、その回答では納得できない何らかの理由があるからです。
ホントに悩んでいることはなかなか言い出せない
自分が他人に相談するときのことを思い浮かべましょう。
いくつもの問題があっても、相談するときの説明は、まず人聞きの良い、つまり言いやすいことから始めませんか?あまり言いたくないことは最後になってしまう。
そこで相談を受けた側としては、それが悩みの本質だと思ってしまい、普通の回答を出して、解決したつもりになってしまう。すると相談者側もそれ以上相談する意欲を失ってしまうわけです。
つまり相談者は悩みを解決できないわけです。
相談者を疑う
相談者は嘘を言っているわけじゃないんです。
ただ言いたくないこととか、いろんな絡み合った事情があって、目を背けたい内容は言い出せないことが多いのです。
つまり本当に悩んでいることをありのまま言語化できない状態です。
そこを先回りして考えないと相談者が本当に求めている回答を導き出すことは難しいというのです。

実際どのように岡田氏が回答をしているかについては、本にいろんな内容が書かれていますので読んでみてくださいね。ここでは一つだけ引用します。
例:悩みとの付き合い方

私はよく悩むし、落ち込みます。死にたくなることもあります。いつも落ち込んで悩む自分をなんとかしたい。

悩むのがやめられない人は、悩むのが趣味なんです。悩むことは避けられないしそれは悪いことではありません。悩む時間を決めましょう。
1日30分とか「悩む時間」を決めておき、それ以外の時間は悩まないと決めるんです。人生の1割悩んでも9割悩んでも結果はほとんど同じですよ。
「悩む時間を決める」これで漫画家さんは気が楽になり、時間の使い方にもメリハリがついたとのことでした。
とても的確でかつ効果のある回答ですよね。

本にはほかにもいろんな質問と回答が詰まっています。一度手に取ってみてくださいね。下の画像をクリックするとアマゾンへ。図書館にもあるかと思います。





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