除湿機は単に部屋に置くだけでは十分な効果を発揮できません。適切な使い方を実践することで、除湿効果を最大化し、快適な室内環境を実現できます。ここでは、除湿機を効果的に活用するための5つの方法をご紹介します。
1. 設置場所を工夫して除湿効果を最大化する
部屋全体の除湿には中央配置が基本
部屋全体を効率的に除湿したい場合は、除湿機を部屋の中央に設置することが最も効果的です。中央に配置することで、どの場所からもほぼ均等な距離になり、まんべんなく除湿できます。また、除湿機には通気口と排気口があり、これらを塞いでしまうと効果を十分に発揮できないため、中央配置により壁や家具で吸気口と排気口がふさがれる心配もありません。
湿気の特性を考慮した低い位置への設置
湿気は重力の影響で床に近いところに溜まりやすい性質があります。そのため、除湿機は台の上などに置かず、床に直接置くなど、できるだけ低い位置に設置することが重要です。この配置により、溜まった湿気を効率的に吸い取ることができます。
中央配置が困難な場合の対処法
部屋の中央に除湿機を設置することが困難な場合は、壁や窓から適度な距離を取って配置し、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させましょう。吸気口を部屋の真ん中に向けて設置し、排気口は広くスペースを確保することで、効果的な除湿が可能になります。
2. 洗濯物乾燥時の戦略的配置
洗濯物の量に応じた配置の変更
洗濯物を効率的に乾燥させるには、洗濯物の量に応じて除湿機の配置を変える必要があります。少量の洗濯物を乾かす際は、下から風が当たる位置に除湿機を設置し、洗濯物の真下に配置して風向きを真上に設定します。これは、洗濯物の水分が重力によって下に落ちていくため、下方向から除湿機の風をしっかり当てることで乾燥が促進されるからです。
大量の洗濯物への対応
洗濯物が多い場合は、除湿機を「洗濯物の横」に配置し、風が洗濯物全体に行き渡るように「横から風を当てる」のが早く乾くポイントです。厚手の衣類は除湿機の真上か後ろ側の中央に干し、シワはしっかり伸ばしてください。ジーンズやスカートなどは裏返しにして風通しを良くし、ポケットは外に出すことで乾燥効率が向上します。
部屋の密閉性の確保
洗濯物を干す部屋のドアや扉は必ず閉めることが鉄則です。どのタイプの除湿機も効率よく除湿するためには、外部の湿った空気が室内に入り込まないよう、窓を閉めて密閉された環境で使用する必要があります。
3. サーキュレーターとの併用で効率アップ
空気循環による除湿効果の向上
除湿機とサーキュレーターを併用することで、除湿効果を大幅に向上させることができます。サーキュレーターによる空気の循環は、除湿機が処理した乾いた空気を部屋中に均等に分散させ、より快適な室温と湿度を維持します。この組み合わせにより、洗濯物や室内の湿った空気を速やかに乾燥させることが可能になります。
電気代節約効果
サーキュレーターや扇風機を併用することで、除湿機単体よりも電気代を抑えることができます。除湿機のみでは部屋全体の除湿に時間がかかりますが、部屋の空気を循環させることで稼働効率が上がり、結果的に運転時間の短縮につながります。
配置のポイント
効果的な併用のためには、除湿機を洗濯物の近くに、サーキュレーターを部屋の中央付近に配置することが推奨されます。これにより、湿った空気が効率的に除湿機に送られ、乾いた空気が部屋全体に循環します。
4. 温度上昇への対策と時間帯の工夫
除湿機による室温上昇の理解
除湿機は運転時に発熱するため、除湿方式により差はあるものの、どうしても室温が上がってしまいます。特にデシカント(ゼオライト)方式の除湿機はヒーターを使用するため、室温が大幅に上昇します。
エアコンとの併用
人の多いリビングなどで除湿機を使う場合は、エアコンと併用することが効果的です。両方同時に使っても問題ありませんが、除湿機の送風がエアコンの風に当たらない位置に置く必要があります。梅雨時期など気温はそれほど高くないものの、湿度が高く不快感が強いときは、除湿機とエアコンの除湿機能を併用するのも効果的です。
使用時間帯の調整
室温上昇を避けるために、人のいない時間帯に除湿機を稼働させる方法も有効です1。日中はリビングや寝室を除湿し、夜間は浴室で洗濯物を乾かすなど使い分けることで、湿度は下げつつ、人のいる部屋の温度上昇を防止できます。
5. 定期的なメンテナンスで性能維持
フィルターの定期清掃
除湿機の性能を維持するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。エアフィルターにほこりが詰まると風量が減少し、除湿能力が低下します。2週間に1回程度、掃除機を使用するかフィルターを軽くたたいてほこりを取り除いてください。汚れがひどい場合は、水やぬるま湯で優しく洗い、陰干しでしっかり乾燥させることが重要です。
水タンクの適切な管理
水タンクには除湿された水が溜まりますが、放置するとカビや雑菌が繁殖しやすくなります。使用後はこまめに水を捨て、週に1回はタンクを水洗いし、スポンジやブラシでぬめりを落としましょう。1週間に1回を目安に水やぬるま湯で洗い、40℃以上のお湯は変形や水漏れの原因になるため使用を避けてください。
内部乾燥機能の活用
除湿機の運転停止後や長期間使用しないときは、内部乾燥機能を使って内部にカビが発生するのを防ぎましょう。これにより臭いの防止にもなり、機器を長持ちさせることにつながります。除湿器の内部は高温多湿になりやすい状態のため、カビが生える条件を満たしやすく、定期的なメンテナンスが特に重要です。
これらの5つのポイントを実践することで、除湿機の効果を最大限に引き出し、快適で健康的な室内環境を実現できます。特に梅雨時期や冬の結露対策、日常の洗濯物乾燥において、大きな違いを実感できるでしょう。
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