2026年6月7日
By Evangelyn Rodriguez
元記事👇
https://newstarget.com/2026-06-07-study-links-abdominal-fat-severe-menopause-symptoms.html
お腹の脂肪が多いと更年期症状が重くなる?
医学誌「Menopause」に掲載された研究によると、腹部肥満がある女性は、そうでない女性に比べて更年期症状がより重く、また症状の現れ方にも違いがあることがわかりました。
特に問題とされているのが「内臓脂肪」です。
お腹の奥、臓器の周りに蓄積されるこの脂肪は、単なるエネルギーの貯蔵庫ではなく、炎症を引き起こす物質を放出する“代謝的に活発な脂肪”です。
この内臓脂肪は、
・ホットフラッシュ(ほてり)
・寝汗
・睡眠の質の低下
・物忘れ
・イライラ
といった症状を悪化させる可能性があり、その背景にはインスリン抵抗性や血糖コントロールの乱れが関係しています。
症状の「つながり方」も変わる
研究では、アメリカ各地の研究機関で実施されている大規模調査「SWAN(女性の健康に関する全国調査)」のデータをもとに、1,100人以上の女性を分析しました。
その結果、腹部肥満のある女性は、
・症状の数が多い
・症状同士の関連が強い
・症状のパターンが異なる
という特徴が見られました。
特に、
・物忘れ
・イライラ
・寝汗
が中心となって、他の症状とも強く結びつき、全体の不調を引き起こす“ハブ”のような役割を果たしていました。
なぜお腹の脂肪が影響するのか
ただし、「お腹の脂肪が更年期を引き起こす」というわけではありません。
更年期の本質はあくまで女性ホルモン(エストロゲン)の減少です。
しかし、内臓脂肪はその変化が起きる体内環境を“悪化させる”要因になります。
更年期には次のような変化が同時に起こります。
・脂肪が下半身からお腹に付きやすくなる
・インスリン感受性が低下する
・炎症が増える
・筋肉量が減る
・ストレスへの耐性が変わる
ここに内臓脂肪が加わることで、
・体温調節が乱れてほてりが悪化
・血糖値の乱れで疲労感やイライラが増加
・睡眠の質が低下
といった悪循環が起こりやすくなるのです。
無理なダイエットは逆効果
この研究が強調しているのは、「とにかく痩せればいい」という話ではない点です。
むしろ更年期においては、
・極端な食事制限
・急激な体重減少
は、
・ストレスホルモンの増加
・筋肉量の低下
・代謝機能の悪化
を招く可能性があり、逆効果になることもあります。
大切なのは、「早く痩せること」ではなく
代謝の安定(メタボリックレジリエンス)を高めることです。
内臓脂肪を減らす現実的な方法
では、どうすれば内臓脂肪を減らし、更年期症状をやわらげることができるのでしょうか。
研究では、次のような方法が効果的とされています。
・筋トレ(週2〜4回)
筋肉量を維持し、インスリン感受性を改善する
・たんぱく質をしっかり摂る
筋肉維持・血糖コントロール・満腹感の維持に役立つ
・食物繊維を増やす
腸内環境の改善、血糖値の安定、食欲コントロールに有効
・食後に軽く歩く
血糖値の急上昇を防ぐ
・睡眠の質を高める
代謝やホルモンバランスの安定につながる
自然なケアという選択肢も
一部の専門家は、自然由来のサポートとして次のような方法も提案しています。
・ブラックコホシュ:ほてり対策
・フラックスシード(亜麻仁):乾燥や気分の波に
・月見草オイル:胸の張りや痛み
・カルシウム+マグネシウム:骨の健康
※サプリメントの使用は体質や持病によって合わない場合もあるため、必要に応じて医師に相談することが大切です。
更年期対策は「ホルモンだけ」ではない
今回の研究から見えてきたのは、更年期症状はホルモンだけでなく、「代謝の状態」と深く関係しているという事実です。
つまり、
「薬か我慢か」という二択ではなく、
日々の生活習慣を整えることで症状の感じ方を変えられる可能性がある、ということ。
体の仕組みを理解しながら、自分に合った方法でケアしていくことが、これからの更年期対策の鍵になりそうです。





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